日常の健康チェック
一緒に暮らすペット達の健康には、日頃から気を付けるようにしましょう。
野生下では弱っている事を知られる事は死に直結するため、不調を隠す動物もいます。
普段の様子を観察しておけば、すぐに異常に気付くことができます。
いくつかのポイントを押さえてチェックすると異常に気付きやすいので、以下にまとめました。
●食欲(食べない、ムラがある)や飲水量(多い、少ない)
特に子猫、子犬などは食欲、飲水量が減ると危険な状態になることがあります。
長期間様子を見たりせずに、なるべく早く獣医師の診察を受けましょう。
嘔吐した場合は回数、吐いたものの形状(嘔吐物の写真を撮っておいて獣医師に見せると診断の助けになる場合もあります)チェックもしておきましょう。
●便(下痢や便秘、血便)や尿(多い、色が濃い、血尿)の状態、回数
下痢や血便、血尿の場合は、排泄物を持ち込めばすぐに検査が可能です。
写真に撮っておいて見せることで、診断の助けになる場合もあります。
●呼吸の様子、咳、くしゃみ、鼻水
犬の1分間の呼吸数は、小型犬では25回前後、大型犬では15回前後が平均的な数値です。
咳やくしゃみの様子を動画に撮ったりして獣医師に見せることで、診断の助けになる場合もあります。
●眼やに、眼の状態
赤い、腫れている、涙が多いなど。
●体温
普段から腹部や耳など毛のない部分を触って体温を覚えておきましょう。
正確には体温計で直腸温を測ります。
●脈拍
後脚の付け根に指をあてて測ります。
犬の平常時の心拍数は、小型犬で60〜80回、大型犬で40〜50回と言われています。
動物病院ではやや緊張しているからでしょうか、小型犬で80〜120回、大型犬で60〜80回、猫で120〜180回ぐらいです。
犬の平常時の心拍数は、小型犬で60~80回、大型犬で40~50回ほどです。
一般的には、子犬は成犬の倍近くの心拍数があります。
拍動を感じたら、1分間の脈拍を把握します。
15秒間の脈拍数×4をし、1分間の数値を計算しましょう。
●歩き方(ふらつき、斜傾)
●脱水症状
背中の皮膚をぎゅっとつまんで、元に戻る様子を観察します。
戻らなかったり、戻る速度が遅い場合は、脱水している可能性があります。