ペットの応急処置
どんなに気を付けていても不慮の事故、怪我は起こるものです。
いざというときのために、応急処置の方法を覚えておきましょう。
応急処置の後は、速やかに獣医師に診せて指示をあおぎましょう。
怪我をした動物は、普段はおとなしくても、痛みや興奮などで咬みつくことがあります。
必要ならば口輪やエリザベスカラーを付けましょう。
●骨折や打撲
患部を動かさないようにします。
明らかに変な向きに曲がっていたり、異常に腫れているなど、骨折が疑われるときは元に戻そうとしないようにしましょう。
●ケガ(止血)
綿花や乾いたきれいな布で傷口を直接強く押さえます。
出血が多い場合は、傷口を心臓より高くします。
●やけど
綺麗な流水で患部を5分以上冷やします。
その後は氷で絞ったタオルをあてて病院に向かってください。
全身または広範囲のやけどの場合は、水をためた浴槽につけたり水に浸したタオルで全身を包むようにして冷やします。
●熱中症
体が異常に熱い、息が荒い、舌が異常に赤い、意識がない、意識があって倒れたまま動かない などがみられ、命に関わります。
速やかに涼しい場所に移動し、体に水をかけ、後頭部、足先、首、脇、後ろ足の付け根を重点的に冷やします。
体温が下がりすぎても危険なので、速やかに病院に運びます。
●異物摂取
自宅で無理には吐かせてしまうと、食道を傷付けてしまうことがあり危険です。
薬物誤飲の時は、飲んでしまった薬の残骸やパッケージなどを持ってすぐ病院に行きましょう。
●けいれん発作
けいれん中は無意識状態となっていますので、咬まれたりする事があります。むやみに触ったりするのは危険です。
触れる時は十分に注意をし、スマートフォンなどでけいれんしている動物の動画を撮影し、病院に持参して先生に見て頂くと診断の助けになります。